芦別市 「果樹農業振興計画」に全力 塩ビ樹脂で『信越化学工業』

★芦別市(1)

2015.05.29


屋根で覆われた大橋さくらんぼ園【拡大】

 北海道が日本の果樹栽培の原点であることは意外に知られていない。例えばリンゴの産地と言えば青森県を連想するが、リンゴ栽培の始まりは北海道なのである。

 現在栽培されている外国産品種のリンゴ、サクランボ(オウトウ)、ブドウ、ナシなどは明治元(1868)年、プロシア(ドイツ)人の農業指導者R・ガルトネルが函館市に隣接する七飯町の開墾農場に苗木を植えたことに端を発する。

 しかし、現在のリンゴの収穫量(農林水産省2014年度産「作況調査」)は青森県産が57%を占めているのに対し北海道産は1%にとどまる。そのため全国的な知名度は低く、NHK連続テレビ小説「マッサン」の主人公が余市町のリンゴでジュースを作る姿を見て、初めて北海道産リンゴの存在を知った視聴者も多かったのではないだろうか。サクランボも山形県産が76%を占めていて、北海道産は2位とはいえ7・5%である。

 こうした状況を改善するため、道が2020年度目標として策定した「北海道果樹農業振興計画」ではブドウ、リンゴ、サクランボを基幹品目として挙げ、市場販売のほか直売やもぎ取り(果実狩り)など消費者と結びついた交流型の産地づくりを進めている。

 中でもサクランボの旬は山形県に比べて1カ月程度遅い7月から8月になるため、ちょうど夏休み期間にかかる。しかも農園全体がビニールの屋根で覆われているため、雨の日でも観光客がぬれずにもぎ取りを楽しめる点が強み。芦別市の「大橋さくらんぼ園」はその「実践事例」だ。

 そこで早摘み銘柄として、信越化学工業(4063)はどうか。半導体シリコンウエハでは世界首位だが、農業用ビニールシートに使う塩ビ樹脂、害虫防除に使う合成性フェロモンなども生産している。 (山本信幸)

 

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