現在の市場は“早い者勝ち” 限られている優良企業株 (1/2ページ)

2015.05.29

連載:株式フジ

 「日経平均が2万円を超えた」「東証1部の時価総額がバブル期を超えた」となっても過熱感は感じられません。そう遠くない時期に、下値で買おうと待ち構えていた投資家が(待っていても株価が下がらないので)方針転換し、上値を買うスタイルに変化していくでしょう。

 株式市場に流通する株は無限にあるわけでなく、とくに優良な企業の株は限られています。それほど多くはない株を、多くの投資家が奪い合うことになれば株価は「意外なほど高くなる」のです。正に早い者勝ちといえます。

 実は不安材料は多くあります。海外に起因することでは「ギリシャ問題」もそうですし、バブルの様相をみせている「上海株式市場」の動きもそうです。アメリカの利上げについては、今年中に実施することはわかっていても「Xデー」がいつなのかは判然としません。GW前にはドイツの金利が急騰し日本株もネガティブな影響を受けました。再びそれが起こらない保証はありません。

 そしてもう一つ忘れてはいけない問題があり、なんとそれは「国内問題」です。5月8日に公表された東芝の不正会計処理問題がそれです。同社は第三者委員会を設置して不適切な会計処理の内容や経緯の調査を進めており、2015年3月期連結決算発表を6月以降に延期するとしています。

 調査により不正会計による損失額(11年度〜13年度までの累計営業損失500億円強とされている)が膨らむようなことになれば同社株にはもう一波乱起こり、ひいては日本企業のガバナンス改革に対する評価にも冷や水を浴びせることになります(主に外国人投資家が嫌うことです)。

 

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