本命「兼松」に妙味 TPP進展次第で株価3倍も

2015.06.02


覆面株プロS氏が先週推奨の3銘柄【拡大】

 今週の覆面株プロは、株式評論家のY氏です。Y氏は、数々の爆上げ低位株を的中させて個人投資家から絶大な信頼を得ています。好調が続く日本株市場で、どんな3銘柄を選択したのか。

 ──マーケットでは、日本の株価が底上げされたのは、中国の上海総合指数の値上がりが背景にあると指摘されているようです

 「確かに中国株の上昇が、世界的な株高をもたらしている面があると思います。5月11日に昨年11月以来、3度目の政策金利引き下げに踏み切ったことがきっかけでした。その裏には、中国の不動産相場が下落基調にあり、党主導で上海株式市場に資金を誘導し、株価を吊り上げているのではないかという見方があるようです。過剰生産、過剰設備の重圧で、中国の多くの上場企業の収益は実は悪化しています。現在の中国株高はバブルの可能性も高いため、急落時への備えを怠らないのが得策だと思います」

 「米議会上院で、先頃、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の妥結に欠かせないとされるTPA(大統領貿易促進権限)法案が可決されました。下院での可決次第ですが、TPP進展の可能性が高まってきたことは、マーケットでの銘柄物色材料になりそうです。株主総会シーズンを迎え、配当性向アップや自社株買いなど株主向きの方策を表明する企業が買い進められる相場が続くとみています」

 ──では、今週の本命株は

 「TPP進展なら、株価が大きく吹き上げそうな『兼松』(東1・8020)です。同社は長く商社の中の出遅れ株的存在でしたが、ITや電子関係、食料が主力事業で資源の分野をあまり手掛けていないため、商品市況悪化の痛手を受けていません。株価は200円割れの低位な状況でしたが、先月から上向き相場となり、200円台半ばを目指す展開です。TPPの進展次第で食料の分野で業績が飛躍的に伸びれば、株価2倍、3倍があり得る本命株だと思います」

 ──その対抗株は

 「先週、首都圏で震度5強の地震が起きたことで、株価が反応した『前澤工業』(東1・6489)で勝負しましょう。同社は水道用機械を手掛け、地震に対する技術の高さが評価されています。一部の国会議員から『水道事業を民営化』の声が上がっていることも物色材料になりそうです」

 ──最後に大穴の株を

 「ドン・キホーテの子会社で売掛債権の買い取り業務を営む『アクリーティブ』(東1・8423)に注目しています。医療関係での債権買い取りが大幅に伸びているのが好材料です」

 先週の覆面株プロ、大手投資情報会社のS氏が挙げた3銘柄は小動きな展開でした。 (ネットマネー編集長・窪田広実)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。