業績良好ながら調整中の『日本商業開発』に妙味 中長期の保有で上昇期待

2015.09.30

 大型連休で日本市場が休場している間、世界では悪材料が噴出しました。米市場が下落したほか、中国の9月製造業景況感が6年半ぶりの低水準となり、世界経済への懸念が高まっています。

 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題も発覚。悪材料が相次ぎ、連休明け24日の日経平均株価は大きく下落しました。乱高下している相場は、不用意にトレードを行うと損失を受けるリスクが高いです。方向性が見えにくい相場では、トレードで利益を上げることが難しく、進んでリスクをとる必要はありません。

 今は、運用資産が減少しないようにリスクを減らすことを心がける必要があるでしょう。ただし、市場が軟調に推移していることで、業績が良好ながら、一時的に調整している銘柄が散見されます。こうした銘柄を、現在のようなタイミングで買い付け、中長期で保有することで、株価上昇が期待できるでしょう。

 今の情勢では、中長期の保有を目的に業績拡大が期待できる銘柄に注目する戦略が有効。そこで私が注目したのは『日本商業開発』(3252)です。

 同社は、都市近郊で仕入れた土地に商業施設を開発し、機関投資家らに投資商品として売却する事業を手掛けています。同社を「会社予想を大きく上回る業績拡大が期待できる」銘柄として注目したいと考えます。

 直近発表した第1四半期決算は、売上高119億2700万円(前年同期1億5100万円)、営業利益57億6900万円(同マイナス1億4100万円)、当期純利益37億8100万円(同マイナス1億7300万円)と驚異的な増収増益を達成。渋谷区の大型案件が、想定超の高値で売却できたことが大きな要因です。

 会社の通期業績予想に対する第1四半期時点の売上高の進捗率は約72%、営業利益も約120%と高い数値です。会社予想は保守的である可能性が高く、早い段階で予想が上方修正される期待が持てます。

 好調な業績にも関わらず、株価水準はPER(株価収益率)約12倍と割安感が漂う水準です。今後、上方修正期待や割安感から買いが入る可能性が高く、期待できると判断しました。10月の投資戦略を考える上で、同社に注目してみてはいかがでしょうか。 (フェアトレード代表取締役)

 ■西村剛(にしむら・つよし) フェアトレード代表取締役。機関投資家出身で、統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株−1GPグランドチャンピオン大会で+200・4%、12年大会で+160・1%、13年大会で+157・0%のパフォーマンスを叩き出し、3連覇を達成。証券アナリスト検定会員。

 

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