安物買いの銭失いをするな 投資は三振のない野球

2016.11.03

 ■今週の格言 そこそこの企業を激安で買うより、素晴らしい企業をそこそこの値段で買う

 株式投資は「安く買って高く売る」のが王道であるから、株式を安く買うことに問題は無い。バフェットもお目当ての株式を購入するときには、「事前に決めた水準」に下がるまでひたすら待ち、びた一文たりとも購入価格を引き上げないことで有名である。もし、予定通り下がらなければ、以前述べたように、「投資は三振のない野球」であるから「見送り」すればよいだけのことである。

 しかし、ある時期(シーズ・キャンディーズ社買収のとき)から、盟友チャーリー・マンガー(バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイの副会長でもある)のアドバイスもあって「そこそこの企業を激安で買うよりも、素晴らしい企業をそこそこの値段で買う方が投資効率が良い」ことに気がつく。

 例えば、メイドイン北朝鮮、あるいはメイドイン・ナイジェリアの定価1万円の腕時計が、500円で売られていたとする。定価の20分の1という激安である。しかし、激安だからといってこの時計を買わないだろう。

 この時計はいつ止まってもおかしくないだろうし、誰かに「あなたのつけている変わった時計、どこの?」と聞かれて、北朝鮮製だとか、ナイジェリア製だとか答えるのには勇気がいるはずだ。したがって、この時計を500円の2倍の1000円で買ってもいいという人は未来永劫(えいごう)現れないかもしれない。

 それに対して、ロレックスの定価100万円の腕時計が半額の50万円で売られていたとしよう。これがお買い得であることは一目瞭然である。もしかしたら、買ったとたんに買い取りショップに80万円で転売することができるかもしれない。あるいは、限定モデルなどで希少性がある場合には、150万円くらいの値がつくかもしれないし、運が良ければ数千万円の価値を持つようになるかもしれない。バフェットは「安物買いの銭失いをするな」と戒めているのである。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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