自称専門家たちの助言は投資家の利益にはならない

2016.11.24

 ■今週の格言 実績もない自称専門家たちの助言に、お金を払う価値はない

 助っ人(専門家)とは、銀行・証券・投資顧問・評論家・アナリストたちのように、自分自身のリスクでは投資を行わずに、他人の投資のやり方に、あれこれ口を出す人々のことである。2014年版の「バフェットからの手紙」でバフェットは次のように述べている。『専門家と称する人々は、投資家が売買したりアドバイスを求めるたびに儲かる仕組みですから、顧客である投資家が(彼ら専門家たちを儲けさせるために)たくさん売買をするように必死になって勧めます。しかし、彼らのアドバイスや売買手数料のために高額の費用を支払っても、投資家の利益になることはまずありません。彼らがぺちゃくちゃしゃべるのは聞き流しましょう!』

 バフェットが好きな野球の例えでは、『野球中継のブースで試合を観ていたら、野球ってゲームがどれだけ簡単かすぐにわかるよ!』

 もちろん、これはバフェット流の皮肉である。野球解説者は「ここでああすればいい」とか「あそこでこうすればいい」とか好き勝手なコメントをしているが、物事がそんなに簡単に運ぶのなら「じゃあ、お前が監督をやってチームを勝たせたらどうだ。楽勝だろ?」と、心の底でつぶやく読者も多いはずである。

 しかし、野球解説者はまだましである。大概の場合、過去に素晴らしい成績を残した名選手だからだ。ところが、投資の助っ人たちは何の実績もない。「儲かる金融商品」を勧める銀行や証券、あるいは「儲かる方法」を教える投資顧問、評論家などに「そんなに儲かるんなら、俺に販売し(教え)なくても、自分たちでこっそり儲けた方がよくない!?」と心の中で突っ込みを入れたことはないだろうか?

 バフェットは、「投資の世界では、フェラーリやベンツを乗りまわす大金持ちが、地下鉄で通勤するサラリーマンに『金儲けの方法』を教わる。これは他の業界では決して見ることができない珍妙な現象である」と皮肉っている。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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