投資で損をする最大の原因は「情報に振り回されること」

2016.12.08

 ■今週の格言 田舎に住んでいても投資に必要な情報を集めることはできる

 「オマハに住んでいても投資に必要な情報を集めることはできる」。バフェットの生まれ故郷はネブラスカ州オマハであり、86歳の現在に至るまで住み続けている。人口は50万人以下で、農業や畜産が盛んな地域だから、日本で言えば、さしずめ東北の地方都市というところだろうか…。

 「世界一の投資家なんだから、投資情報が集まるニューヨーク、シカゴ、ワシントンあたりに住んでいるんじゃないの?」と疑問を持つ読者も多いかもしれない。しかし、バフェットは、それは全く逆だと言う。「ウォールストリート(日本で言えば兜町、大手町)などの『ここだけの情報』やインサイダー情報など何の価値もありません。ひと握りのインサイダー情報と1億円を持っていれば、簡単に自己破産できますよ!」と皮肉を言うくらいだ。

 バフェットは別に説教をしているわけではない。実際にインサイダー情報を持っていても、そのようなことでは儲からないから、実利主義の彼が関わらないだけなのだ。

 新聞記事をにぎわすのは、インサイダー取引で儲けて逮捕された人物だけだから、インサイダー取引が儲かるという印象を持たれても仕方がないのだが、実際には「インサイダー取引で損した無数の案件」がある。

 まず、当事者ではない「関係者」からのインサイダー情報は、もともと信憑(しんぴょう)性が薄いから、何のあてにもならない。また、もし当事者本人からの情報であったとしても、その情報が実現するとはかぎらない。役員会の合議事項であれば、他の役員によって否決されることもあるし、買収・合併・提携の情報であれば、相手先の意向も無視できない。新聞報道されてから合併が取りやめになるのは珍しいことではない。しかも、そのインサイダー情報に対して、市場が予想通り反応するかどうかもわからない。

 投資で損をする最大の原因は「情報に振り回されること」と言っても過言ではない。無駄な情報がない田舎が最高の投資環境だ。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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