高値警戒感から低位株に注目 北沢産業に一段高期待、大黒屋HDは円安追い風

2016.12.21

 12日に日経平均株価はおよそ1年ぶりに終値ベースで1万9000円の大台を回復した。ドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利して以来、ほぼ右肩上がりで上昇を続け、市場にも「トランプラリー」という用語が定着したように思える。

 しかし、ここにきて株式市場にも高値警戒感が出始めた。何しろ、日経平均はトランプ氏の勝利が判明した時点から3000円以上も上昇。テクニカル的にも、複数の指標は相場が過熱状態にあることを示している。相場が力強く上昇する過程ではテクニカル分析が当てにならないことはままあるが、いつ調整局面が訪れてもおかしくない状態なのは確かだ。

 そんな時、注目したいのが低位株。相場に高値警戒感が出始めると、物色の矛先が高値近辺にある銘柄から低位株へ循環的に向かう傾向がある。 そこで、今回は株価が200円以下の低位株の中から、今後株価が大きく上昇しそうな小型株をピックアップしてみた。もちろん、10万円以下で投資可能な銘柄ばかりだ。

 まずは、東証1部上場の北沢産業(9930)。主力の業務用厨房(ちゅうぼう)機器がホテルなど宿泊施設の新設・改装ラッシュを背景に伸びているほか、「プロシューマーオーブン」など一般家庭向けも拡大中。株価が200円の大台を超えてくれば、一段高が期待できる。株価は12月12日時点で185円。5円の安定配当が株価を下支えしそうだ。

 続いて、東証2部上場で中古ブランド品売買を手掛ける大黒屋ホールディングス(6993)。年初以来の円高でインバウンド向けが苦戦していたが、足元の急速な円安を背景に株価、業績とも急ピッチの回復が見込めそう。株価は同89円と超低位にあるだけに、市場でインバウンドに再び注目が集まれば株価急騰も十分あり得るだろう。

 さらに、不動産賃貸が主力のストライダーズ(9816)は、スリランカのカジノ大手と統合型リゾートホテルの建設・運営に関する覚書を締結するなどカジノ関連としても注目。こちらも、株価81円の超低位株だ。

 低位株はいったん人気化すると大きな値幅が狙える半面、下落のスピードも早い。手早い利食いを念頭に。 (吉田礼音)

 
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