少数意見の中に答えがある どのように見つけ出すかが勝負

2017.01.19

 ■今週の格言 大衆がおびえているときは大胆に、市場が熱狂しているときは臆病に

 「大衆がおびえているときは大胆に、市場が熱狂しているときは臆病に」という警句は、バフェットの言葉の中でももっとも有名なものだろう。

 「人の行く裏に道あり花の山」という、日本の相場格言があるが、ほぼ同じ意味である。

 「助っ人」(銀行、証券、投資顧問、評論家など)の意見は、お金を払う価値がないどころか、むしろ害悪になることはすでに述べたが、同様に「大衆」の意見に付和雷同しても、損をするだけである。日本の相場格言には「大衆は常に間違っている」というものもあるが、投資の世界においては「多数派はいつも損をする」ということである。したがって、大衆の意見を集約した大手マスコミの意見も常に間違っている。正しい意見は、エッジの効いた中小メディアの情報の中にある。

 少数意見がすべて正しいというわけではない。しかし、正しい答えは常に少数意見の中にあり、それをどのように見つけ出すのかが勝負である。多数意見は、考慮する必要さえない。もし、少数意見であった自分の意見がいつの間にか、世の中の多数派と一緒になってしまったら危険信号である。その投資から撤退すべきかどうか真剣に考える時期が来ているということだ。

 実際、バフェットが選ぶ投資先は、大手有名企業が多いが、彼が投資するタイミングでは「成長力を失い高齢化した企業であると市場で評価され、株価も極端に安くなっている」ケースが多い。コカ・コーラに投資したときも(株価はそれほど安くなかったが)、多くの評論家がバフェットが「低成長企業を高く買いすぎた」と批判した。しかし、実際にはコカ・コーラはバフェットが株式を購入してから、大幅に株価を上昇させ、現在ではバークシャーの主要銘柄になっている。

 私は、なぜこのように「多数意見が常に間違っていて、少数意見の中に答えがあるのか」を、「日本株で成功するバフェット流投資術」(日本実業出版社)の中で図解入りで説明している。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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