繰り返し起こる暴騰と暴落を知る すでに「第2次冷戦」は始まっている

2017.04.06

 ■今週の格言 「『人々は歴史から学ばない』ことを歴史から学ぶ」

 「歴史は繰り返す」という言葉があるが、バフェットはなぜ歴史が繰り返すのか、ズバリ言い当てている。要するに「人類は歴史から学べないほど愚かだから、同じ過ちを繰り返す」ということである。これが分かれば、「投資の必勝法」もおのずから明らかになる。過去の歴史を丹念に勉強すればよいのである。

 バフェットは、学生時代に図書館にこもって過去数十年分の新聞をすべて読破した。若い時の彼は、まだ経験を積んでいなかったから、過去のことは新聞記事に頼らなければ(インターネトもなかった時代である…)分からなかったわけだが、その努力が投資家としての大成功へと導いた。

 実際、1637年のチューリップバブル以来、性懲りもなくバブルは繰り返しているし、暴落も1929年以前もそれ以後も、うんざりするくらい起こっている。

 投資で成功したければ、繰り返し起こる暴騰と暴落の歴史をしっかり勉強すべきだろう。私もさすがに1637年までさかのぼったことはないが、明治以降の100年以上にわたる株価チャートは時々眺めている。

 すると、戦後の日本経済(株価)は、1950年の朝鮮戦争、すなわち冷戦の始まりから急速に右肩上がりとなり、90年初頭のバブル崩壊は、89年のベルリンの壁崩壊と91年のソ連邦崩壊、すなわち冷戦の終結と重なっている。

 つまり日本は、冷戦が始まったとたん大躍進を遂げ、冷戦の終結とともに「失われた20年」とも呼ばれる暗く長いトンネルに突入したのである。

 現在私が日本経済や日本株の将来に対して強気なのは、もうすでに「第2次冷戦」が始まっていると考えるからである。今回の冷戦は、米ソ両大国のにらみ合いではない。無数の組織が無差別に行うテロの時代である。「第1次冷戦」と同じように、核は持っていても使うことはないだろう。世界的な緊張は続き、排外的な機運が高まるが、そのような時こそ日本が繁栄する。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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