先人の貴重な遺産を疑似体験 「他人の経験」を自分の血と肉に

2017.04.13

 ■今週の格言 「他人の経験から学んだ方がはるかに楽だ」

 「人は経験から学ぼうとするが、他人の経験から学んだ方がはるかに楽だ」

 この金言は前回の金言と対になる。「歴史から学ぶ」のを怠って「身を持って体験する」のは非効率である。

 バフェットは、書籍・雑誌・新聞などを多読するが、重要なのはただ他人ごとだと思って読み流すのではなく、自分が体験したらどうだろう? というような具体的イメージを持ちながら先人の貴重な遺産を自分のこととして疑似体験することである。

 前回バフェットが過去数十年分の新聞を読破し、自分の血と肉にして大いに投資に役立てたということを述べたが、70年以上にわたるバフェットの投資人生のほとんどは、「他人の経験から学ぶ」ことに費やしてきたと言っても過言ではない。

 彼の典型的な日課は次のようなものである。朝起きるとハムサンドとチェリーコークで朝食をとる(ハムサンドが大好物で2カ月くらい毎日食べても平気だそうだ。日本では売っていないチェリーコークが大のお気にいりで、1日10本くらい軽く開ける)。そして、朝食後は、1社あたり1時間、都合3社ほどの決算書や事業概況などに入念に目を通す。

 昼食は、ハンバーガー(マクドナルドがお気に入り)とチェリーコーク。午後の時間の大半は自宅に数十冊から数百冊用意してある経済・ビジネス・投資関係の本を適当に取り出して読書ざんまい。

 夕食はステーキとチェリーコーク、それにデイリークイーンのアイスクリーム。野菜は全くと言っていいほど食べない。そして、会合や会食のないときは、ブリッジ(トランプゲーム)などに興じる。

 バフェットは、特別なことは何もしない。本を中心に「他人の経験」を丹念に研究して自分の血と肉にしているのである。本を買って、「他人の経験」に学ぶことは、読者にとっても決して難しくないはずである。 (国際投資アナリスト・大原浩) =敬称略

 

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