7月退任の木内審議委員、黒田日銀政策に最後の異論「金融市場の価格体系ゆがめかねない」

2017.05.01

 日銀の木内登英審議委員が7月23日で任期満了を迎える。現行の金融政策に異議を唱えてきた人物だが、政府が指名した後任者は現行路線の支持派と目される。

 「金融市場全体の価格体系をゆがめかねない」。現行のマイナス金利政策について、木内氏は専門誌「月刊資本市場」に12ページにわたるリポートを寄稿した。同誌4月号発行と政府による木内氏の後任指名がほぼ同時期のため、現行政策への異論の集大成となる。

 木内氏はETF購入枠の年1兆円(現行6兆円)への削減や長期金利操作の廃止に加え、黒田政策の根幹である「消費者物価2%」の短期的達成にこだわらず、中長期目標に変更するよう持論を展開している。「それでも地球は動いている」のガリレオ・ガリレイの心境か。

 木内氏は腰の低い営業マンのような高い声と明朗な人柄とは相反するような鋭い分析眼で知られ、野村証券のエコノミスト時代から金融業界にファンが多い。日銀審議委員には「マーケット専門家枠」で就いたが、当面は野村出身者が起用されなくなりそうだ。

 【2017年4月24日発行紙面から】

 

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