【ぴいぷる】ブラマヨ、嘘なし20年愛の結笑「気が狂うほどのケンカと話し合いしてきて良かった~」

ブラックマヨネーズの小杉竜一(左)と吉田敬

 コンビ結成20周年。今やバラエティー界に欠かせない存在だが、2005年にM-1グランプリ王者になる前はモテない青春時代、芸人としてくすぶる自称3軍。大逆転劇に隠された秘密とは。

 小杉「僕は20年前、この世界を辞めかけていた。前のコンビが解散して吉田に『やろう』といわれての20年。そう考えると感慨深い」

 吉田「仕事がない時もしんどかったけど、たくさんもらうようになったらなったで、しんどい。幸せって何? って思い始めた。でも、ケンカや話し合いを恐れずにやってきて、良かった」

 解散を考えたことは一度もない。「気が狂うほど大量の話し合い」(小杉)があったからだ。

 吉田「番組撮影後や漫才の後、ボヤのうちに消してきた。ファミレスのドアの開け方が気に入らんとか」

 小杉「前のコンビで問題やったことを繰り返さんため、(吉田が)細かいことでも言い合いたいと。考えすぎってテレビで言ってますけど、マジで考えすぎ。『俺の開けたドアで入ってくんな』って言われたときはどういうことかと。よくよく聞くと、なるほど、と思うことも多いので、話し合いをやってきて、良かった」

 養成所時代から、お互い一目を置いていたが、ある日、売れる第一条件「女子中高生に認められる」ために、当時の相方が男前でなかった吉田が「シュッとして、ツッコミもウマい」小杉への乗り換えを画策するも、相方とファミレスで仲良く話す小杉を目撃し断念。小杉のコンビ解散を機に1998年にブラックマヨネーズを結成、女子中高生の壁を突破した。

 吉田「女子中高生にうけるギャグはテレビ通したら何もおもろない。そっちに走るのだけは止めよう、と。でも、そこをクリアしないとテレビまでいけないから、小杉の『ヘイヘイオーライ』を登板過多なぐらい投入して」

 小杉「当時は女子中高生の投票で仕事が毎月決まる状況。複雑な気持ちで始めたけど、後半はノリノリ。ただ、吉田が言うように、世間に出たら全然ウケなかった」

 吉田「柔らかい庭球ボールでやる野球に勝たないと硬球の試合に出られない。庭球の時は『ヘイヘイオーライ』で頼むぞと」

 小杉「だんだん腹立ってきました。庭球、言われると。軟球でええやん。ペコペコのボールやんけ」

 状況が一変したのが2005年のM-1。考えすぎでネガティブ発言をする吉田に、小杉がむちゃくちゃな論理で諭す漫才で王者に輝いた。

 小杉「吉田が自分らしくしゃべってへん漫才は嫌や、ツッコミもお前の思うことを言うネタを作ってみたいと」

 吉田「あのころの僕は危なかった。思っていることを言うて、小杉が治療のように言い返して、それが受け入れられず言い返す。鬱病みたいな僕を…小杉は小杉で、パッパラパーで」

 小杉「いや、間があるやろ。楽天家でもええやないか。その時は、コイツ何ガッカリした顔してんねんて思いながら、本気でアドバイスしてましたから」

 吉田「僕と小杉のぶつかり合いが結果的に僕と小杉じゃないとウケへんネタになった。これで結果が出えへんかったら、続けられんのかなってぐらい」

 結果、26日には結成20周年の特別番組が放送されるなど、テレビ番組にもひっぱりだこの人気者に。ただ、あぐらをかくつもりはない。

 吉田「テレビは、不倫とかで一発で出られなくなる。いつ崩れるか分からんところに身を任せるより、足場をしっかりやりたい。絶対しますもん。僕は浮気やけど、小杉が悪質なこと起こしそう」

 小杉「悪質なことはしません。吉田のほうが謹慎していると思います。ダブル謹慎? 初のコンビ同時掲載、立ち位置で写真載せられる可能性はありますね」

 謹慎は考えすぎだが、主戦場は舞台という信念から生まれる発言だ。

 小杉「僕らは、今後も変われへん。やっぱり舞台でいろんなネタをできるようにしたい」

 吉田「劇場に来てくれた人にあいつらやっぱりおもろかったな、と思われたい」

 となれば、新ネタ漫才も準備中?

 吉田「やらなあかんと思いながら、忙しいし、まぁええかって…情けないです」

 小杉「すごい景気悪なりましたけど…、20周年のインタビューやのにすみません。でも、漫才はやっていきたい。漠然とネタを作るというより、どう漫才と接して作るかを話し合っている段階です」

 20年の間に築いた嘘のないコンビ愛が、ブラマヨの笑いを生んできた。(ペン・田中一毅 カメラ・宮沢宗士郎)

 【結成20周年特番関西テレビ「逆襲の3軍!」26日放送】

 主なレギュラーは「バイキング」(月曜)、「ホンマでっか?!TV」(水曜、いずれもフジテレビ)など。26日放送のブラックマヨネーズ唯一の結成20周年特番が関西テレビ「逆襲の3軍!~青春時代1軍やったヤツら、そらみたことかSP~」(午後7時57分、関西ローカル)。吉田の「この年になると3軍だったヤツらのほうが1軍を追い越している」という持論を検証する。

 ■小杉竜一(こすぎ・りゅういち、左) 1973年7月5日生まれ、44歳。京都市出身。ツッコミ担当。吉田の魅力は「生放送でデリケートな話でも、コンパクトに誰にも迷惑かけずにオチをつける」。

 ■吉田敬(よしだ・たかし、右) 1973年6月27日生まれ、44歳。京都市出身。ボケ担当。小杉の魅力は「相手が誰でも変わらず、ビビらないツッコミが頼もしい」。夕刊フジ紙(金曜)「パチンコぶつぶつ日記」を連載中。

Read more