「もう自制がきかないです」清水健太郎、覚醒剤の恐怖を独占激白 「俺の所に来い!」高橋容疑者に呼びかけた真意

自身の経験から、高橋容疑者の更生を買って出た清水

 女優、三田佳子(76)の次男、高橋祐也容疑者(38)が覚せい剤取締法違反で4度目の逮捕となったが、更生の難しさを芸能界で誰よりも知るのが、6回の逮捕歴がある俳優の清水健太郎(65)だ。清水は夕刊フジのインタビューで、覚醒剤の怖さと再起への道のりを告白。高橋容疑者に「俺の所に来い!」と呼びかけた真意も明かした。

 「懲りないから、こんなの。脳と行動は違うから。反省とモノが目の前にあるのとでは違うんです」

 同じ過ちを繰り返す高橋容疑者について清水はこう言い切る。清水も1983年以降、大麻や覚醒剤の所持や使用などで6回逮捕された。

 「ケーキが大好きな女の子がいて、『食べ過ぎや、ダメ』って言われても、お母さんがいないときにケーキを目の前に置かれたらパクッと食べちゃうのと一緒ですよ。もう自制が利かないです」

 自身の覚醒剤依存の過去についてはこう語る。

 「それがないと起きられなくなる。ホテルで朝ぐっすり寝てしまうと、ホテルの人に起こしてもらい『わかりました』と言いながらもまた寝てしまう。覚醒剤を炙って、初めて起きられる。そのくらいのものです」

 さらには「シャブを覚えて、飛び過ぎてしまうと目立ってしまうので、草(大麻)でダウンさせて中和させてたのは事実です」とも。

 覚醒剤の怖さについて「膝の悪い人は痛みがなくなり、歯の痛い人は痛みが取れる。でもどんどん老いていく。常習者は歯が1本もなくなり、骨がボロボロになって、死んだ後には、遺骨も粉々になって拾えないといわれている。非常に危ないもの」と話す。

 覚醒剤をやめられない理由について清水は「多くの人がウソをついていますね」と強調する。

 「疲労のためとか言って。もちろんそういうのもあるでしょうが、口では表現できないような快楽を求めてやったと正直に言える人は、自分の恥部をさらけ出せている人だと思う。僕はそういう人がクスリから抜け出せる人だと思う。逆にいえば、そういうことを隠しているような人は、またやりたいと思っているのだと思います」

 清水が薬物依存から立ち直ったのは妻の存在が大きかったと話す。

 「危険ドラッグがまだ合法だった時代、僕に『どこに行くの?』『いくら持っているの?』『私も一緒に行くから』とお金も持たせてもらえなくて、結局は散歩して帰るだけ。それが僕にとってはよかった。携帯電話の未登録の番号や名前があっても『この人どんな人?』『どういう付き合い?』『クスリの関係の人?』と妻は僕に尋ね、危険な人は全て名前を消し、関係を絶ってくれた。僕に対する愛情なのだと感じた」

 「懲役を4回も食らった男が今、こうしてるのは自分でも奇跡だと思う。妻や家族、友人、応援してくれるファンに支えられて精神・肉体ともに健全になって戻ってきた僕は、もう二度と嘘をつかない人生を歩みたいと思っている。男としてまっすぐ力強く、良き後輩を育てて、男として死にたい」という清水。TBS系「ビビット」にVTR出演し、高橋容疑者に「俺の所に来い」と呼びかけた。

 「もし高橋くんがこの記事を目にしたら、一度でもいいので僕を訪ねてきてほしい。あなたの甘え、情けなさ、悔しさ、やり直したいという気持ち。その他もろもろすべてが、僕には手に取るようにわかるから。あなたと同じ苦しみを僕も味わった。全て見放されたあなたを、僕が与えてもらったような豊かな愛を持って、立ち直らせたい」

 ■清水健太郎(しみず・けんたろう) 1952年10月11日生まれ、65歳。76年に「失恋レストラン」で歌手デビュー。77年に「帰らない」もヒットし、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。79年に映画「総長の首」で菅原文太さんらと共演。「首領への道」「雀鬼」「真・雀鬼」など映画やオリジナルビデオへの出演多数。10月13日に高松市でバースデーライブを開く。