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目が離せない造花 精巧で繊細な造りにほれぼれ (1/2ページ)

★其ノ百六拾八

 最近よくお邪魔するサウナの休憩室に、見事に生い茂った観葉植物が置いてあります。私の身長よりも少し大きいであろう高さで、葉も茎もつやつやと健やかそうで、「ああ、これは丁寧に管理されているんだなぁ」と感心しておりました。

 と、ついこの間まで思っていたのですが、数日前にその観葉植物が造花であることを知り、衝撃が走ったのでした。

 本物の植物と間違えてしまうほど丁寧に管理…というよりは「メンテナンス」をされているのでしょう。何となく葉を触る(葉の上に蚊が止まっていたので追い払おうとする)まで、気づかなかった方は他にもいらっしゃいそうです。

 昔は造花やレプリカというと、失礼ながら「なぁんだ」とガッカリしたものですが、今は精巧で繊細な造りにほれぼれしてしまいます。

 昨年のカレンダー撮影でお世話になった「造花アーティスト」の技術の素晴らしさが記憶に新しいせいか、生花ではできないような斬新で芸術的な造花の演出を見かけるたびに「半永久的な美しさ」を感じるのです。

 この造花、歴史は大変古く、紀元前の中国まで遡(さかのぼ)るるそうです。遺跡の中から青銅製の扶桑(ハイビスカス)が発見されたのが造花の概念の始まりとも言われており、日本でも神社のお供え物や宮廷の飾り物として作られていたとのこと。

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