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雨上がりの求愛…突き放す系の女子がお好み? (1/2ページ)

★其ノ百六拾九

 「泣き声」と書くと「人間の赤ちゃんや子供が何かを訴えて泣いている声」、一方「鳴き声」なら「人間以外が求愛や威嚇、合図代わりに出す音」を想像します。なので「なきまね」といわれると「泣いたふり」なのか、「鳴き声のまね」なのか迷い、前後の会話や文脈で解釈せねば…と思うのでした。

 実際に「泣きまね得意なんです」と「鳴きまね得意なんです」では、意味が大きく変わってきます。「鳴きまね」は宴会芸に重宝されるかもしれませんが、「泣きまね」を自慢げに言うと、信用されなくなりそう…。

 ここ最近の東京は長雨と気温低下の影響もあり、雨が上がって気温も少し上昇すると、途端に秋の虫がリーリー、コロコロと音楽会を始めます。8月の終わりごろから自宅近くの公園はお見合いライブ状態です。

 彼らは「羽を擦り合わせて音を出す」ことで求愛の調べを奏でます。よく鳴いてフットワークの軽いオスがモテるとのこと。歌って踊れる男はモテるのです。人間とあまり変わりませんね。

 この時期にしか聴けない音楽だと思いながら自宅へ向かうと、どこかの壁から「ヂュッ、ミヂュッ」という演奏も。辺りを見回してみると、明らかに「虫ではない、尻尾が生えたコ」が単独で濁点の多い鳴き声を出していたのでした。

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