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「相談なんだけど」は「聞いてほしい話」と同意語 銀座のお仕事で薄々気づき始め… (1/2ページ)

★其ノ百八拾参

 「ちょっと相談なんですけど」という言葉から始まった話は大体、相談ごとではなく、その人の「きいてほしい話」だったりします。気のせいでしょうか。

 新聞や雑誌の「お悩み相談コーナー」だと「子供が学校に行かないから」とか「旦那が飲んだくれて働かないので」とか、「どうしたらいいのでしょうか?」と明確な疑問符で締め括られるため、記事には答えやアドバイスが記されていますが、話し言葉だと、どうもそれとは違うように感じます。

 銀座でお仕事をしているとき、お客さんの持ちかけてくる相談を聞くこともありました。しかし聞いているうちに「答えが要らないのでは」と薄々気づき始め、壇蜜として務めていくうちに「あ、これは聞いてほしい感じの流れだ」とほぼ確信している次第です。

 無論、お仕事での悩み相談にはできる限りのお答えを差し上げていますが、会話をしていて「ねぇ、相談なんだけどさ」は「ちょっと聞いてよ」と同意語で、耳を傾けること自体が「相談に対する答え」になっている…そんなケースがほとんどではないでしょうか。

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