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【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】育児で初めて感じた安堵感

 5年前、娘を出産したはじめての外出、1か月検診の時、待合室にて―。

 毎日、布団で過ごしていた産後の直後、とにかく辛かったのは授乳でした。授乳といえばやさしいマリア様のようなお母さんが微笑みながら赤子にミルクを与えるイメージしかなかったのですが、私の場合は、真逆の葛藤の日々。生きるために娘が一日何十回と勢いよくミルクを欲してくるのに、ミルクがちゃんと出なかったり、授乳の行為そのものに慣れていなくてとにかく乳頭が痛い! お風呂のときに胸にシャワーを少しあてるだけでもヒリヒリと激痛が走り、涙がにじんでしまうくらいでした。

 新生児が口にくわえても安心な乳頭保護器をかぶせて飲んでもらったり、娘の頭の支え方の角度を変えてみたり、馬油を塗ってラップをはり皮膚保湿をしてみたり…。毎日が無我夢中で試行錯誤で迎えた一か月検診。

 気分をあげてくれたアイテムのひとつが、一か月検診用に購入していたこのバックとお揃い柄のロンパース。ほんのちょっとしたことかもしれませんが、産後ファッションを自分なりに楽しむことで気分も少し楽になりました。

 さらに、生まれたときよりも娘の体重が随分と増えていました。私の身体から出るミルクだけで、人は本当に成長するものなんだ…と、心から安堵を感じました。

娘が5歳になった今も、育児は手探りで右往左往していますが、このときに感じた安堵感はずっと支えになっています。

 ■近藤淳子(こんどう・じゅんこ) 1975年1月30日生まれ、愛媛県出身。報道キャスター、情報番組レポーター、ドラマ、CM出演、ラジオパーソナリティーとして活躍中のホリプロアナウンサー(元TBS系北陸放送)。また、日本酒きき酒師の資格を持ち、日本酒コンテスト審査員や日本酒コラム執筆連載、コンテンツ番組「日本酒記」やライフスタイル音声マガジン「SELECTORS」などで日本酒の魅力を伝える。全国のお酒イベントでも多数司会を勤めている。2009年から主宰する女性限定の「ぽん女会」で、蔵元と日本酒とお料理を楽しむ空間を企画プロデュース。多くのメディア媒体がその活動を掲載。公式ブログ「あ・い・ろ・ぐ」。一児の母。

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