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人との出会いは一発勝負! 故郷復興に尽力する「岩手のプレスリー」にホレた (1/2ページ)

 人との出会いは「一発勝負!」。といっても勝ち負けではなく、損得勘定抜きで自分と合うか合わないかの瞬時の判断です。誠に自分勝手な考えですが、その瞬時の判断を身につけるために、これまでの人間関係を顧みないといけません。素晴らしい野郎もいたし、嫌な野郎もいました。

 そんな出会いやめぐり合わせの丁半一発勝負で生きている私が先日、すてきな男に出会うことができました。ところは私が生まれ育った街、東京・新宿。東洋一の歓楽街・歌舞伎町は物事の上っ面しか見ることができない頭お花畑人間からは蛇蝎のごとく忌み嫌われる地ですが、ここから始まる物語は星の数ほど生まれています。

 今から35年以上前に岩手県大船渡市から一発当てようとやってきた1人の男がいました。東北の田舎から出てきた男の歌舞伎町のインパクトは「毎日、大きな祭りやってる街」だったそうです。

 その男が飛び込んだのはホスト業界でした。ホストといえばコールでお客をあおって料金を稼ぎ出すスタイルの認識がありますが、あの頃の昭和ホストクラブで働く男たちは歌舞音曲に秀で、ダンス、歌、接客の三所攻めのストロングスタイルだったといいます。

 昔も現在も通じているのは完全なる縦社会と売り上げからくる番付です。男は岩手なまりがネックとなりお客さまと話すことに苦戦したそうで、成績は上がらずじまい…。ある夜、つい話したお国言葉がお客さまや先輩たちに大受けして「お前は気取らず、岩手なまりでしゃべってりゃいいんだよ!」。そこから男はナンバーワンホストになり、看板に一番大きなスペース、すなわちホスト番付東の横綱に昇進したのです。

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