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酒席の話で3年ぶり『浅草キッド』で漫才披露、まさに「人間交差点」 (1/2ページ)

 去る5月14日に東京・お台場で行われたライムスターpresents「人間交差点2017」という野外音楽フェスティバルに浅草キッドとして出演させてもらいました。

 このイベントは日本のヒップホップ界の頂点に立つライムスターと交流があるさまざまなアーティストたちが一堂に会する、ライムスターの持つ人間力が炸裂(さくれつ)するまさに人間交差点なイベントです。音楽アーティストが集まり、5000人のオーディエンスが熱狂するイベントになぜ「お笑い」の私たちが出演したのでしょうか?

 主催のライムスターの宇多丸さんとは長いこと番組で共演し、プライベートでも杯を重ねてきて互いに尿酸値を上げてきました。その酒席で必ず話に上がるのが「浅草キッド」の話題です。

 「オレたちのフェスの人間交差点で浅草キッドで漫才をしてくれませんか?」と宇多丸さんが話を切り出します。私が相棒と結成した浅草キッドは三十余年のキャリアの漫才師です。しかし、ここ3年近く漫才という「本業」をしていませんでした。

 ブランクの自分に対し『もうすでに浅草キッドは漫才師ではないのではないか? そろそろ店じまいじゃねぇかなぁ…』という葛藤があり、宇多丸さんの提案に「オレたちがミュージシャンの野外フェスに出ても場違いだしさぁ…」と、やんわりとその話題から逃げていました。

 そうなるとその案は雲散し、またいつものくだらない酒席となって、バカ話になるのが慣例だったのですが、このやりとりは酒をともにする度に2年間、宇多丸さんから何度も何度も繰り返し振られ「毎度、恒例の!」と2人で飲みながら笑っていました。

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