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【ぴいぷる】音楽的センスの塊、吉幾三 芸能生活45年「中南米に行ってレゲエやラテン音楽を感じてみたい」 (1/3ページ)

 故郷、おやじとお袋、酒とたばこ、そして男と女-。聴く人の心に染みる楽曲を数多く世に送り出してきたヒットメーカーは、芸能生活45年目に突入した。ただ、話を聞くと、何とも意外すぎる言葉が飛び出した。

 ■芸能生活45周年

 「歌うことが苦手。レコーディングでマイクを前にして何回も歌っていると飽きてきちゃうんだ。それよりも作曲してるほうが性に合ってるよ」

 前半部分はさておき、確かに音楽的センスの塊のような人ではある。「俺はぜったい!プレスリー」や「俺ら東京さ行ぐだ」のようなコミックソングから、「雪國」「酒よ」といった大ヒット演歌まで生み出してきたのだから。

 「酒よ」をめぐっては、こんなエピソードがあった。

 「最初は千昌夫さんに歌ってもらうつもりだったんだ。本人も気に入ってくれたんだけど、奥さんとの離婚話が進んでいた時期で結局断られた。まあ、女房と離婚するかもって人が『詫びながら手酌酒』と歌ってもねえ…」

 そこで盟友の歌手、山本譲二に白羽の矢を立てた。

 「『この曲どうだ?』とお願いしたら『すごくいい曲だな。俺が歌っていいのか?』と言ってくれた。俺も手応えを感じたんだけど、考えてみると誰もが誰も褒めてくれるもんだから、だんだんと山本に渡すのが惜しくなってきて、最終的に自分で歌うことにしちゃった」

 その決断は1998年の全日本有線放送大賞受賞という結果を呼び込む。「山本からは今でも恨み節を聞かされるよ」

 「作曲は仕事というより趣味に近いから楽しいんだよね。コンピューターに保存している曲やこれまでカセットテープに録音してきたものを合わせると全部でどれくらいの曲数になっているのか、自分でも分からないな」

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