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AKB総選挙を10倍楽しむ!ファンが評価するのは「見た目ではなく“生き様”」 (1/6ページ)

 「“偶像としてのアイドル”を“そこに生きているアイドル”に変えたい」。AKB48総合プロデューサー、秋元康氏(59)はかつてAKB48についてこう語った。

 48グループが国民的アイドルと評される人気となった理由の1つはその言葉通り、「等身大のリアリティー」だろう。アイドルの“ひよっこ”としてグループに加入した少女たちがファンからの声援を受けて次第に成長していく姿を見守っていく。そこにファンは醍醐味を感じている。

 ネットニュースなどでは、メンバーの写真1枚だけを見て、あれこれコメントを付ける風潮があるが、それはまさに彼女たちを“点”でしか見ていないと言える。ファンはメンバーを“線”として追い、成長していく“生き様”という物語を楽しんでいるのだ。その成果が明確に示されるイベントこそが年に1度開催される「選抜総選挙」だ。

 6月17日、沖縄県の豊崎海浜公園・豊崎美らSUNビーチを舞台に開票が行われる「AKB48 49thシングル選抜総選挙」。2009年から始まり、今年で9回目を迎える中、指原莉乃(24)、渡辺麻友(23)という2大巨頭が“ラスト総選挙”を宣言しており、かつてない熾烈な戦いが予想される。そんな総選挙の魅力を3回に渡って紹介していく。初回はこのイベントの歴史と名言、そして“総選挙トリビア”に迫ってみたい。 

■序列を明確にすることで見えた切磋琢磨

 AKB48のシングルは全メンバーから20人前後の“選抜メンバー”を秋元氏およびスタッフが決定してきた。だが、その人選が固定化傾向し、「あの子も選抜に入れて欲しい!」というファンの声を受けて始まった、09年の「AKB48 13thシングル選抜総選挙」だった。現在も各劇場の支配人がファンと直接対話し、要望などを聞く48グループならではの発想である。

 総選挙後にリリースされるシングル1枚の参加メンバーを決めるだけとはいえ、グループ内の序列を明確にするという“禁じ手”を用いたわけだが、そこでメンバーは互いを切磋琢磨しあえるライバルだとあらためて認識することができた。またメンバーは投票してくれたファンへの感謝を実感し、自らの“存在理由”を再検討する機会ともなった。メンバーはステージ上でファンへの感謝、夢への情熱をそれぞれの言葉で表現。感情むき出しの言葉は見る者の心を打ってきた。

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