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ブレイクもTV出演増えぬ乃木坂46 優等生キャラ故のジレンマ (3/3ページ)

 乃木坂46のメンバーである以上、テレビ番組やイベントでの発言や、SNSでの発信など、「グループのイメージから逸脱しない言動が求められている」のが、彼女たちのジレンマ。たとえば、生駒里奈さん、高山一実さん、秋元真夏さんが、ときどきバラエティーに出演していますが、コメントのさじ加減に難しさが表れています。

 また、活動の場が限定されるため、「トークスキルが上がらず、さまざまな現場を経験できない」という点も、グループイメージによるデメリットの1つ。今のところ、「自由な言動や活動がしたいのなら、グループを卒業するしかない」というのがつらいところです。

 ◆絶好調だからこそ透けて見える不安

 明らかに仕事は増えていますし、ファンから求められるうれしさもあるでしょう。しかし、彼女たちは、「全国・全世代への知名度が上がらない」「ソロのオファーが少ない」「芸の幅が広がらない」という不安と戦っているはずです。

 運営サイドにしてみれば、2期生・3期生を育てることでグループのイメージを保つことはできるでしょう。しかし、着々と年齢を重ねる1期生メンバーにとっては、グループばかりではなく、自分のことを考える時期に差しかかっているのかもしれません。ただ、乃木坂46のメンバーには、他のアイドル以上に女性ファンが多いこともあり、さまざまな可能性が広がっているとも言えます。

 現在絶好調だからこそ、透けて見える彼女たちの不安。表面的なイメージだけでなく、そんな内面にも注目すると、より乃木坂46のメンバーが魅力的に見えるのではないでしょうか。

 【木村隆志】

 コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

NEWSポストセブン
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