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種明かしは無粋 純粋にマジシャンの技量に魅了される「ザ・マジックシアター」

★「ザ・マジックシアター」(BSフジ、17日午後7時)

 マジック、手品というと、最近は見る側も知識が増えてきたこともあってか、テレビ番組でもただただマジックを披露するのではなく、そのタネも明かしてしまおうというものが増えている。

 やっぱりマジックでタネを明かしてしまうのは無粋だなと。本来ならタネ明かしは御法度だが、マジシャンからしてみればちょっとぐらいタネを明かしても、おまんまの食い上げにはならない自信があるのだろう。

 この番組では、純粋にマジシャンの技量に魅了される。見破ろうと目をこらすのもいいが、素直に驚いてみるのもいいのではと思わせてくれる。

 それにしても、マジック番組の原稿って難しいかぎり。何もなかったところにコインが…、こっそりと手元で書いたのと同じ数字がトランプにも書かれていた…なんて書いても驚きにならない。

 やはり、これは見るしかないのだ。それがマジックの面白いところ。そして、特にテーブルマジックは近くから見ても、分からないほどの手さばきが命。これぞ、マジシャンの醍醐味なのだ。

 記者も一度、マジシャンと懇談した際、そのマジシャンが特に何かを仕込んだ様子もなかったのに、目の前でトランプが出てきたことに驚かされたことがある。それぐらい腕に自信がないと、テーブルマジックはできないというワケ。

 マジックに必要なのは腕だけではない。頭も試される。トランプやコインを使ったマジックなんて限りがあるのでは、なんて思っていたが、今回出演したDr.レオンやふじいあきら、山上兄弟など7組は、それぞれが趣向を凝らしたテクニックを披露。まさにアイデア勝負でもあるわけだ。

 記者が子供のころは、マジシャンというとゼンジー北京やマギー司郎といった確かな技術を持ちながら、どちらかというと口でみせる人ばかりだったが、いまやいろんなスタイルがある。そういえば、記者の後輩がマジシャンになったと聞き、それに一番ビックリさせられたっけ。 (F)

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