記事詳細

麻央さん、死は防げなかったのか…ブログに書けなかった思い 「家族性」への疑い、「早期手術」の必要性 (1/2ページ)

 乳がんとの壮絶な闘病の末、34歳の若さで22日に死去した歌舞伎俳優、市川海老蔵(39)の妻、小林麻央さん。がんとの闘いを前向きな言葉でブログで発信し、病に苦しむ人たちを励ましてきた。しかし、幼い子供2人を残す不安や、その死は防げたのではないかとの悔恨など、治療の経緯からブログには書けなかった思いもあったとみられる。

 「愛してる」と最期の言葉を海老蔵に遺して旅立った麻央さん。妻への思いを涙ながらに語った会見から一夜明けた24日、海老蔵はいつもと変わらずブログを更新。ただ、麻央さんの横で毛布にくるまる長女の麗禾(れいか)ちゃん(5)の姿が涙を誘う。

 麻央さんはがんを公表した3カ月後の2016年9月にブログを開設し、自身の闘病と、それを支える家族の様子を報告し続けた。計352回にわたる投稿は、同じ病と闘う人たちに勇気を与えてきた。

 2014年2月に人間ドックを受けた時点で、左乳房に腫瘍がみつかっていた。「がんの確率は五分五分」だったため、受けた再検査ではマンモグラフィーも使ったが、がんを疑うようなものではないと診断された。

 それでも、生検を受けるべきか医師に尋ねたところ、「必要はない」との返事だったという。再検査は半年後だったが、忙しさに追われ、実際に受けたのは8カ月。そこで乳がんを告知された。

 乳がん関連遺伝子「BRCA1」の発見者である東京医科歯科大学の三木義男教授は産経新聞の取材に、「最初の段階で家族性の乳がんを疑うべきだった。そのときに精密検査も実施していれば…」と指摘している。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース