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【俳優・神保悟志のコワオモテですが何か?】最難関の「食事シーン」 『旅番組』の食レポで発見した “黄金量” (1/2ページ)

 前回は私の生業(なりわい)である「俳優」という仕事上で、不思議な決まりごとである「つながり」について書かせていただきました。今回は、その「つながり」の中で最も高度なワザと言われる(私が勝手にそう思っているのですが)、なにかを食べながら、つまり食事をしながらの対話劇について書きたいと思います。

 前回も書かせていただきましたが、「つながり」は映像の仕事において、画像を編集する際にとても重要なポイントとなる決まりごとです。これが噛み合っていないと完成した作品が、とてもギクシャクした不自然なものになってしまうのです。

 その中でも最難関なのが、食事のシーンです。日常、食事をしながら会話をするという行為は、家族、あるいは友人同士であればとても重要なコミュニケーションの場です。食事をするというリラックスした状況であるからこそ、話すことのできる内容もたくさんあります。そんな和やかなシーンの中で、私達、俳優は食事の手順を考えながら、なおかつスムーズにセリフを言うことを要求されているのです(少々、大げさですが)。

 しかし、この最難関といわれる食事のシーン。意外にも、私はあまり苦とは感じていないのです。なぜかというと、人間は「習慣の動物」だからです。なんのこっちゃですよね。

 私の食事のルーティンは、いわゆる三角食べです。まず汁物からいただき、ごはんへ進み、そしてメインのおかずへ。これは普段の私の食事のリズムで、崩れることはまずありません。そのため、撮影のときもこのリズムで対応すれば、頭の中で考えなくても自然と対応できるのです。

 本当に習慣、習性というものは人の行動を支配しているものだなぁと、改めて感じさせられる瞬間です。

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