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【編集局から】命を賭した小林麻央さんの“遺言”を医療関係者はどう受け止めたのか

 22日に死去した歌舞伎俳優、市川海老蔵(39)の妻、小林麻央さん(享年34)。彼女が闘病の記録をつづったブログは、乳がんと闘う多くの患者たちに寄り添い、力づけました。

 彼女はブログの中で、もしあのとき…と悔やんでいます。セカンドオピニオンを受けていればとの指摘もあるようですが、知人の乳腺の専門家に加え、再検査を担当した医師から「がんを疑うようなものではない」と言われれば、それ以上疑う人はいないでしょう。彼女自身「ほっとした」と書いています。

 がんと闘う患者に「あのとき、こうしていれば…」と後悔させることはあまりに酷です。それを考えるのは、医師の側であるべきです。

 麻央さんのブログは、同じ病に苦しむ患者たちの光となったでしょう。しかし、もっと大切なことは、命を賭した麻央さんの“遺言”を、医療関係者がどのように受け止めているかということではないでしょうか。

 彼女のブログは、家族や患者へのメッセージである以上に、医師たちへの問いかけだったと思います。麻央さんのようなケースを減らすため、医療の現場は変わることができるのか。そうでなければ、麻央さんの思いが報われません。(F)

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