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得体の知れない緊張 (1/2ページ)

 局アナになってから5、6年は、お客様が入る会場の司会に大緊張。群衆の雰囲気が怖かったです。

 スタッフ関係者やカメラの前ではそこまで緊張しないのに、イベント司会がはいると、正直、逃げ出したかった。諸先輩方から、「手のひらに人という字を書いて飲みなさい」、「慣れるから大丈夫」などとアドバイスいただきましたが、一番心に響いたのは、上京してフリーアナウンサーとして初めて務めた司会で、ホリプロ担当マネジャーさんに「中の上ですね」とほめていただけたことです。

 個人的には「下の下」だと思っていたので、こんな自分でも東京でやっていけるかもしれないと、リアルに励みになった言葉でした。ほんの少しでも自信がついたのか、次回から緊張具合がやわらいでいくのを感じました。マネジャーさんが私の緊張をほぐそうとして言ってくださったのか、本当に評価されたのかは分かりませんが、大きな意味を持つ言葉となりました。

 又、緊張しない為に、会場に入ったら、必ずしていることがあります。企業の数十人の小さな会議室でも、横浜アリーナのような1万人を超える巨大会場でも、まず後方に立ちお客様が入る前の様子をみておくことです。後ろからお客様の気持ちになって、本番のステージ、司会台、座席などを確認して、司会台で発言している様子を想像しておきます。そうすると本番中でも、俯瞰で自分のことをみられるようになり、自分の役割が冷静に理解できて、得体の知れない緊張からは解放されるようになりました。

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