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イマドキの若者の関係性を生々しく描く「ハローグッバイ」

 瀬々敬久や黒沢清といった名匠の元で実力を磨き上げてきた菊地健雄監督による、みずみずしく、ちょっとほろ苦い青春ストーリー。

 クラスで目立つ存在のはづき(萩原みのり)と優等生の葵(久保田紗友)。クラスが同じという共通項しかない2人だったが、ある日、認知症のおばあさん、悦子(もたいまさこ)を一緒に家に送り届けたことをきっかけに、世代を超えた友情が芽生え始めるが…。

 期待の若手女優2人をメーンに、もたいや渡辺真紀子、木野花といったベテラン勢ががっちりサポート。派手な物語ではないが、人間ドラマで魅せる。上映時間1時間20分。15日公開。

 【ホンネ】昭和世代には理解できない、イマドキの若者のコミュニケーションを繊細に描き、彼らが置かれている不安定な関係性が浮き彫りに。その生々しさに拍手。 (映画評論家・安保有希子)★★★★

 ★5つで満点

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