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【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】我を取り戻す腹式呼吸 舞い上がってしまったときに効果 (1/2ページ)

 アナウンサーとしてお恥ずかしながら、これまで我を忘れるくらい舞い上がってしまったインタビュー相手は、ラジオ番組のゲストに来て下さった監督でアーティストの石井竜也さんです。中学、高校、大学時代、米米クラブの大ファンだったので、当時の興奮を思い出して現実として受け止めきれず、第一声から何を話していいのか、見当もつきませんでした。囲み取材ならまだしも、一対一の狭いスタジオというシチュエーションを想像するだけで、本番前夜は、ろくに眠れませんでした(笑)。

 頭はぼんやりしながらも、インタビューがスタート。第一声は何を話したのか覚えていませんが、自分の第一声の“発声”が意外にもしっかり安定していて、その声を自分の耳で聞いて、ファン心理からアナウンサーとしての落ち着きを取り戻していけたことは強烈に覚えています。声が安定していたということは、その声のエネルギーとなる声量が、環境に応じて適確に出ていたということだと思います。

 緊張すると一般的に早口や甲高い声になったりして聞き苦しくなりますが、腹式呼吸で話すと、声の密度が整い、聞き手にも安心感を与えることができます。イントネーションの高低幅ができるため、感情豊かな表現にも繋がります。今回は、私のような緊急事態に「我を取り戻す」効果もある腹式呼吸の日常でも取り組めるトレーニング方法を紹介します。

 浅い呼吸だと、小さく不安定な声となってしまいますが、深い呼吸だと安定した通る声になります。声は「大きさ」ではなく、「密度」が大事です。仰向けになって寝ると、自然と胸ではなくお腹がふくらんだり、へこんだりしますが、これは、まさに腹式呼吸です。実感がないという方は、仰向けになって手をお腹の上にのせてみるとお腹の上下が分かりやすいですよ。

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