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【永瀬白虎 アイドルSEXY列伝】阿久悠氏&岩崎宏美コンビ楽曲の“Aの法則” 発声の伸び、美しさ生かす狙い?

 またまた、当コラム8月16日掲載分で、ブルゾンちえみ様の『24時間テレビ』のマラソンランナーを1点的中させてしまいました。

 書いたことが本当になるデスノートならぬ、ライフノートコラムの本領発揮です。

 今年の『24時間テレビ』は視聴率も歴代2位だったそうで。

 障害を持つ方が置かれた現状を取り上げることも重要だと思います。

 が、今年は例年とは違う傾向だったドラマスペシャル『時代を作った男 阿久悠物語』が、実に面白いと感じました。

 5000曲以上を世に生み出した希代のヒットメーカーの成功と、その背景にあった知られざる苦労と苦悩を、亀梨和也氏が好演。

 アラフィフ世代なら誰もが見ていた『スター誕生!』(日本テレビ系、1971年10月~83年9月)の放送舞台裏は、大変興味深いものでした。

 また27日の『阿久悠メドレー』は、まさにオジサンホイホイ。

 その歌手のファンでなくとも、自然と歌詞が口ずさめる不思議。

 昔は歌謡番組も確かに多く、耳にする機会も多かったとは思うのですが、なぜか歌詞を忘れていない。これが阿久氏の言葉の力、マジックなのでしょうか。

 今回の『メドレー』企画でアラフィフ世代が歌唱力、歌うまに目覚めたのは、やはり岩崎宏美様だなと思いました。

 今回、宏美様が歌われたのは「ロマンス」1曲だけでしたが、デビュー曲「二重唱(デュエット)」から14曲目「シンデレラハネムーン」までのシングルはすべて作詞担当は阿久氏。

 実は、阿久&宏美コンビの楽曲には“Aの法則”がございます。

 阿久氏の他の歌詞と比べても、圧倒的に歌いだしがA(あ)の母音で始まる曲が多いのです。

 「二重唱」(あなたがいて~♪)、「想い出の樹の下で」(わたしは忘れない~)「思秋期」(足音もなく~♪)。14曲中実に8曲が“あ”母音。

 以前、取材時に宏美様にこのことを指摘すると「あ、今気づいた」と。

 想像ですが、宏美様の母音“あ”の発声の伸び、美しさを生かすために、あえて耳障りのいい“あ”を歌い出しにしたのではないか? と。

 であるなら、書き出しも“あ”母音がいいんじゃないか、と「またまた」を書き足しました…これが希代の凡人。(永瀬白虎)

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