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【ぴいぷる】石川さゆり、45年目の“私越え” 歌も遊びもまだまだワクワクしたい♪ 後輩とコラボに「化学反応が楽しい」 (3/3ページ)

 もうひとつの転機が86年の「天城越え」(吉岡治作詞、弦哲也作曲)。

 「ディレクターに歌の世界を変えてみないかと言われたんです。攻めるだけじゃなくて、引いてみろと。でも、この世界は私の引き出しにはなかったんです。だけど、この歌で演じるという世界が加わったの。曲との出合いで成長させてもらいました」

 駆け抜けてきた45年だが、意外な息抜きがスキューバダイビング。30年ほど前、オーストラリアに旅行に行った際、帰途の機内でグレートバリアリーフをみて「この美しいものをみていない」と気づき、帰国後、ライセンスをとったという。

 それにしても音の世界で生きる人が、無音の世界に何を感じているのだろうと思いきや、「水の中でも音がするのよ。サァーっていう潮が流れる音が聞こえて、ポコポコと自分がはき出した泡の音がするの。今、自分が生きてるって音よね」。

 2016年4月、地元・熊本は大きな揺れに見舞われ、多くの被害が出た。そして今年8月、復興への機運を高めようと熊本市から「復興元年特命大使」に任命された。

 「熊本は自分のスタート地。恩返しといってはおこがましいですが、私もやりたいことを楽しむので、みなさんにも楽しんでいただきたい。やっぱりそれが私にできること、役目なのかな」

 やりたいことは尽きない。(ペン・福田哲士 カメラ・寺河内美奈)

 ■石川さゆり(いしかわ・さゆり) 1958年1月30日生まれ、59歳。熊本県出身。14歳でドラマ「光る海」に出演。翌年、「かくれんぼ」で歌手デビュー。77年、「津軽海峡・冬景色」でNHK紅白歌合戦に初出場。紅白は昨年までで通算39回出場。

 9月18日には、岩手県平泉町の世界遺産・観自在王院跡野外特設ステージで45周年記念公演を開催。

 また記念リサイタルは10月7日、名古屋・愛知芸術劇場▽11月3日、大阪・フェスティバルホール▽11月16日、東京・昭和女子大学人見記念講堂で。東京公演の問い合わせはサンライズプロモーション東京((電)0570・003・337)、大阪はキョードー大阪((電)0570・200・888)。

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