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【板垣眞理子 LA発 芸能Watch】NASAに隠された衝撃秘話 宇宙開発支えたアフリカ系女性の感動ストーリーにセレブも涙 (1/2ページ)

 今年のアカデミー賞授賞式の舞台に、知的な面立ちの99歳になるアフリカ系女性、キャサリン・ジョンソンさんが車椅子で登場した。場内総立ちの大喝采。涙を拭うセレブもいる。彼女は作品賞候補作「ドリーム」(日本公開29日)のモデルとなった数学者だ。

 1950年代の宇宙開発競争でソ連に先を越され、焦る米国が設立したのがNASA(アメリカ航空宇宙局)。威信をかけたマーキュリー計画で、62年に宇宙飛行士ジョン・グレンが地球周回軌道を3周し無事帰還する。コンピューター草創期に、複雑な軌道計算を完成させ、成功に貢献したのがNASAで働くジョンソン女史ら3人のアフリカ系女性数学者だった。

 しかし原題「ヒドゥン・フィギュアズ」(隠れた人たち)が示すように、人種差別の中、宇宙計画を陰で支えた3人の存在は米国人でも知る人は少ない。そのためこの衝撃の秘話は感動を呼び、米国では「ラ・ラ・ランド」を超える大ヒットとなった。

 タラジ・P・ヘンソン演じるジョンソンは、当時、アフリカ系女性としては異例といえる大学院で数学を修めNASAに職を得た天才的頭脳の持ち主。

 同僚の数学者ドロシー・ヴォーンを演じオスカー助演女優賞候補に選ばれたのは、「ヘルプ」で同賞に輝いたオクタヴィア・スペンサー。もう一人の数学者メアリー・ジャクソン役は「ムーンライト」のジャネール・モネイ。3人のアフリカ系女優のパワフルさが見どころといえる。

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