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【大人のTV】女優・ひばりの知られざる素顔が満載 「美空ひばり生誕80周年」

★「美空ひばり生誕80周年 愛と伝説と歌と芝居と…」(BSフジ、17日午前7時)

 今年は昭和を代表する歌姫でスター、美空ひばり(1989年没)の生誕80年という節目の年。ひばりをしのぶ歌番組が多い中、この番組は“女優・美空ひばり”に焦点を当てている。

 平成生まれの若者でも、ひばりはレジェンドとして受け止めているだろうが、それも歌手としての姿だろう。1970年生まれの筆者でも、やはり女優としてのイメージは薄い。

 しかし、ひばりは生涯で190本近い映画に出演しているのだ。主演作でいえば、170本にのぼる。こんなスターはなかなかいない。

 今の日本を代表する名女優、吉永小百合でもまだ120本だ。プログラムピクチャー全盛の時代ならではなのかもしれないが、それだけ世の中がひばりを求めていたということだろう。

 当時の作品の懐かしい映像とともに、映画で共演した俳優、林与一(75)や、10本を超えるひばり作品でメガホンをとった映画監督の沢島忠氏(91)が、リアルすぎるエピソードを語っている。

 それにしても、驚きはそれぞれが語るエピソードが鮮明な記憶であることだ。ひばりと過ごした日々を、それぞれがくっきりと覚えているからだろう。なかでも28本の作品で共演した林のまさかの告白は必見だ。

 ゲストには、ひばりと少女時代からの親友である中村メイコ(83)。中村が語るひばりの記憶は、若き日の知られざる素顔がのぞくようなエピソードばかり。すぐそこにひばりがいるような錯覚すら起きるほど。特に、今だから話せる“恋バナ”トークは見逃せない。

 さらに「ひばりの森の石松」のラストの殺陣シーンにまつわる秘話など、ファンならずとも秘密がいっぱいだ。

 やはり、これだけの伝説をもったレジェンドはもう出てこないだろう。(F)

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