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【BOOK】綾小路きみまろ、熟練された芸の秘密を紐解く1冊 「漫談をやっていたという証しを活字に残したかった」 (1/3ページ)

★綾小路きみまろ『綾小路きみまろ爆笑フォーエバー』文芸春秋680円+税

 「名前は、綾小路。顔は道路工事。体は袋小路!!」と自己紹介。手に扇子、赤いモーニングを着こなし、独特の名調子と毒の効いたフレーズで彗星のごとく現れたのが15年前。今や熟年の悲哀をユーモラスな笑いに変換させた漫談で全国の中高年を惹きつけ、心もわしづかみ。熟練された芸の秘密を紐解く1冊だ。(文・高山和久 写真・桐原正道)

 --メジャーデビュー15周年ですね

 「山も谷もありませんでしたね、と言いたいですが…。いずれ『あの人は今』みたいになるんじゃないかと思っていたのですが、ジワジワと燃えている炭火のような形で燃え続けてこられました」

 --節目の年にふさわしい1冊になりました

 「漫談をやっていたという証しを活字に残したかったんですよ。実際のライブで私がしゃべるのと、本で読むのとは感覚が違うんじゃないかと思ってね。ライブと本とで2度笑ってもらえるんじゃないでしょうか。文字の大きさも白内障、緑内障…上を向いて口を開けないと目薬がさせない世代のため大きくして工夫しました。対談のお相手には、私と同じ時代を生きてきた林真理子さんと、私と話が合わない若い世代の気持ちを知るためにローラさんをご指名させていただきました」

 --活動は全国を回るライブが中心

 「1時間以上漫談を続けるスタイルは私のほか世の中にいなかったですからね。ステージの途中で帰ってしまうお客さまがいないようにと努力を積み重ねてきました。ブレーク当時45歳の方は60歳。親子2代で30代から40代の方もおいでになる。ありがたいですね」

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