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【ぴいぷる】前月組トップスター・龍真咲の焦らず、飾らず、あふれる夢 「宝塚の魔法」解け、出会えた歌手の道 (1/3ページ)

 何かと記念の節目に縁がある。

 宝塚歌劇団を昨年9月に退団した前月組トップスター。2001年に入団して月組一筋に順調にステップアップし、トップに就任(12年)したときは、21世紀の初舞台生で初めてのトップ誕生と騒がれた。

 14年の宝塚歌劇100周年では記念公演で主演を務め、中心的存在となって新世紀を担った。同年の日本中央競馬会60周年では、阪神競馬場で開催された「宝塚記念」で国歌斉唱と表彰式のプレゼンターも行った。

 「そうですね。記念の節目にはまったことで、いろいろ考えさせられました。中でもターニングポイントは、宝塚歌劇100周年ですね。すごい歴史のあるところに入れて、しかも頂点にいられたんですから。それまでは私の中で宝塚そのものが1つの目標で、人生で宝塚がなくなることは考えていなかった。終止符を打つのは決断がいりましたが、トップになったらやめなくてはならない。ファンのみなさんはよく『宝塚には魔法をかけられている』と言われるけど、中にいた私たちもまた『宝塚の魔法にかけられていた』んだと思います。もう戻れない青春でしたね」

 少し遠くを見る目をしながら、独特の表現で振り返った。舞台映えのするルックスは化粧法が変わってもより華やかで、たおやか。

 「いやあ、まだまだ。歩く歩幅もガシガシしているし、スカートは大変ですよ」というけれど、髪も伸びてアップにまとめたうなじからは、男役だったとは思えない女性らしさがにじみ出る。

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