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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】『ひよっこ』中年わけあり男女の「2番目の恋」泣けた! “岡田惠和テンコモリ月間”だった9月

 手練れ脚本家・岡田惠和氏が半年かけて敷き詰めた伏線や未解決問題の数々が日替わりで回収・解決された怒涛(どとう)の朝ドラ『ひよっこ』最終週。それだけでも十分なのに、9月は“岡田惠和テンコモリ月間”となった。

 『ひよっこ』でオヤジが長らく待ちかねた場面は前週の金・土曜にやってきた。婚約者を戦争で亡くした和久井映見と、戦後の焼け跡で働きづめの愛妻を病気で喪った佐々木蔵之介。2人がついに互いの気持ちを告白した。むろん相思相愛。佐々木がVサイン(もしくはピース)で応えたが、2本指で表したのは単純に「2」だった。「2番目でいい。あなたにとって2番目に好きな男になりたい」と。泣けた!

 岡田の代表作が『最後から二番目の恋』『続・最後から二番目の恋』。その「2番目」とは意味が違うし時代性も異なるが、同じ“中年わけあり男女の恋”。セルフオマージュじゃないか!

 9月15日に開演した日比谷シアタークリエの舞台『ミッドナイト・イン・バリ~史上最悪の結婚前夜~』も岡田の脚本だった。バリで栗山千明と溝端淳平が式を挙げる前夜、栗山の母・浅田美代子と溝端の父・中村雅俊が現地で初めて顔を合わせるが、2人は若い頃…と、これまた“中年わけあり男女”の話に発展。熱演の若い2人には悪いが、オヤジの関心は専ら中年男女に向いた。

 同じく15日、テレ東で放送された浅田次郎ドラマスペシャル『琥珀』もこれまた岡田の脚本。定年直前の警視庁刑事(西田敏行)が北陸・魚津の田舎町を訪ね、ひっそりと喫茶店を営む店主(寺尾聰)、漁協勤めの常連客(鈴木京香)と親しくなるが…。やはり“中年わけあり男女”の話で、くぎ付けになった。

 ただ、問題が一つ。刑事と店主は60歳の設定だが、演じる西田は来月70歳、寺尾はすでに70歳。“60歳男性”は世間じゃそんなイメージなの? (新橋のネクタイ巻き)

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