記事詳細

【みうらじゅん いやら収集】呆れてもらうなら絶好の本「人生エロエロだもの」 古いエロ話もアレンジ次第で現代に復活? (1/2ページ)

 「手前味噌ですがー」って、こーゆー場合、一言断わりを入れてから紹介するのが慎ましき日本の習わしであることは知っているが、本書に限っては「手前エロですがー」と始めて良ろしいでしょうか?

 “手前エロ”とは、読んで字の如く、手前が起こした、または手前に起こったエロ事を聞かれもしないのにすることなり。要するに恥知らずなわけである。

 だから飲み屋の会話によくある「俺の友達がさぁーフーゾクに行った時ー」みたいな出だしは極力避けなければならない。それはあくまで聞く者、または聞かされる者によりリアリティーを持ってもらうことが重要だからである。だからここは敢えてエロの汚名をきて、「俺がー」と始めるのが良かろう。

 それを人は“嘘”と呼ぶが、手前エロの場合、“少し盛った”程度と見なす。築地の盛り土問題がやたらマスコミに取り沙汰されていた理由は、盛っていなかったこと。同様に盛っていないエロ話など誰も聞く耳など持たないことを手前エロは熟知しておくべきである。当然、うまくいった話よりうまくいかなかった話の方が聞き手の心に刺さる。

 最終的に「お前、本当にしょーがねぇなぁ」と呆れてもらうことが“すべらないエロ話”となるからだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう