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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】当たり障りのない番組作りで「炎上」回避のテレビ業界 “手軽な玩具”壊して困るのはダレだ (1/2ページ)

 テレビがつまらなくなったという言葉を使ったことがある方たちに聞いてもらいたい。

 少し前に若手局員と酒を飲んだとき、尖った内容の番組を作っても、「炎上」を避けるために再編集されてしまうと嘆いていた。

 最近のクレームはツボを得ていて、クレーム処理に慣れているテレビ局ではなく、その番組のスポンサーメーカーなどに集団で大量のクレームを入れるという。

 メーカーというのは、自社が生産したり販売したりしている製品の欠陥や不備に対するクレームには、あらゆる想定をして、万全の対応策を準備しているものだ。

 だが、どうしてあんな番組にスポンサーをしたのだ。どうして誰それを出演させることにお金を出したのだ。ネットで商品の不買運動をするといったクレームに対しての対応策は用意していない。

 視聴率に合わせて、ただ金を出しただけで、あとは知ったこっちゃないというのがスポンサーの本音であろう。だがそれは今の時代では通用しない。

 スポンサーメーカーが、後々面倒になるような番組に対しては、1円も出さないぞ、という流れになるのは当然であろう。私がメーカーの社長でも絶対にそうする。

 結果、テレビ局側も前もってトラブルの種になるようなモノは排除していくのは必然で、当たり障りのない番組作りになっていく。

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