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【みるほどにハマる北野映画の神髄】あわや、お蔵入り!?“押尾学事件” 「アウトレイジ」第1作から話題満載だった (2/2ページ)

 後日、監督は「もし押尾君にしていたら映画はお蔵入りになって、他の出演者への賠償金で大変なことになっていただろう」と冗談交じりに語っている。この発言がスポーツ新聞などで報道されたのだ。

 濡れ場もいわく付きだ。台本では大友組の若頭・水野(椎名桔平)と情婦(渡辺奈緒子)とのベッドシーンは予定されていなかった。だが渡辺の背中にペインティングされた彫り物があまりに立派だったため、監督が感心。「もったいない」と急きょベッドシーンを設定してイレズミが映るようにしたという。

 さらには、このたけしの右腕役だった椎名を、どういう殺し方をしたらカッコいいだろうと頭を痛めたという。これも北野美学といえるだろう。(望月苑巳) 

 ■アウトレイジ

 2010年6月公開、興行収入7・5億円

 〈あらすじ〉暴力団山王会の組長(北村総一朗)は傘下の池元組と独立組織村瀬組の仲がいいのを不快に思っている。仲たがいさせようと池元組長(國村準)をそそのかすが、嫌がる池元は武闘派の大友組組長(ビートたけし)に押しつける。大友は命令通り村瀬組を解散にまで追い込むが…。

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