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【歌い継ぐ昭和 流行り歌 万華鏡】ちょっと「お姉さん」キャラが的中 お茶の間に浸透し人気得たキャンディーズ「年下の男の子」 (1/2ページ)

 9月20日、歌手の安室奈美恵(40)が突然引退を発表した。NHKがニュースとして流すほどの“事件”だったが、かつて同じぐらい“事件”だったのがキャンディーズの解散だ。

 1977年の夏、人気絶頂の中、突然、解散を発表したのだ。「普通の女の子に戻りたい」と伊藤蘭が泣きながら言ったシーンが目に浮かぶ。

 当時の関係者に聞くと、当初はスクールメイツ出身のハーフの男の子と田中好子、藤村美樹のグループだったという。それが男の子に代わり、テレビ番組のマスコットガールだった伊藤を加えた3人グループとして、デビューが企画されたそうだ。

 デビュー前、ピアノで歌唱レッスンを受けていたのを何度も見かけた。音楽的な質感を高めようとハーモニーに力をいれていた。

 業界に入ったばかりの僕は新人の売り出しに注視していた。愛くるしいスーちゃん、お嬢さんっぽいミキちゃん、ちょっと色っぽいランちゃんというのが印象だった。

 73年、スーちゃんをセンターに「あなたに夢中」でデビュー。ドリフの「8時だョ!全員集合」のレギュラー出演など露出は恵まれたが、ヒットには恵まれなかった。かわいいだけでは売れないのだ。

 3年目に出した5作目のシングル「年下の男の子」でセンターがランちゃんに替わった。ちょっと「お姉さん」のキャラと曲のテーマがターゲットに的中、初のヒットとなり、チャート誌のベストテンに入る。

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