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人間の“ゲス極”映画!? “究極の愛”テーマなのに登場人物みんなクズ「彼女がその名を知らない鳥たち」 (1/2ページ)

 何ともゲスな人間たちを描かせたら、この人の右に出る者はいない。白石和彌監督の「彼女がその名を知らない鳥たち」(28日公開)は“究極の愛”を描いているのに、「共感度0%、不快度100%」という不可思議な作品だ。でも、きっと誰もが何かを思うはず。それこそが白石監督の狙いなのだ。

 15歳年上の陣治(阿部サダヲ)と暮らす女、十和子(蒼井優)。8年前に別れた黒崎(竹野内豊)にはさんざんな目に遭わされたのに、まだ忘れられない。そんなとき十和子は妻子持ちの男、水島(松坂桃李)と出会うが…。

 出てくる男はいずれもどうしようもないが、十和子だってかなり“嫌な女”だ。原作は沼田まほかるのミステリー。「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」など実録ものを手がけてきた白石監督が初の原作ものに挑戦した。

 「結局、映画を作るのって、人間って何じゃということを描くため。小説だろうが、本当の事件だろうが、それは変わらないんです。やっぱり人間のゲスな部分が面白いんですよ」

 竹野内、松坂といったイケメンたちがいかにクズな男を演じるか、も、かなりの見ものだろう。「竹野内さんってこれまでエリートや真面目な役が多かったそうで、今回のクズっぷりは意外なヒットでした」

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