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【ぴいぷる】獲ります!笑いの一等賞 柳家花緑「お客さんの『ちょっと幸せ』が僕の幸せ」 (1/3ページ)

 最新刊『花緑の幸せ入門「笑う門には福来たる」のか?』(竹書房)が「奇妙な味わい」と隠れた人気を呼んでいる。

 「当初は落語家の日常や笑いについてのエッセーを考えていたのですが、途中から書きたいことがどんどん浮かんできて、何度も書き直しました。『笑う門には福来たる』を、『笑う』と『門には』と『福』と『来たる』の4つに分けて、自分なりに読み解きました」

 自身の落語会のお客を対象に、「笑うと持病の痛みが和らぐのか」という実験をしたり、「糖尿病の患者が演芸を聴くと血糖値が下がる」ことを科学的に実証した筑波大学の教授に会いに行ったり…と、さまざまな角度から「笑い」と「福」についての関係を検証している。

 「大勢で大笑いすると体にいいということも分かりました。寄席なんか最高ですね。また、笑いの筋肉が頬と唇の周りにあって、そこをマッサージする“笑み筋体操”でも血糖値が下がります」

 本の冒頭で「学習障害だった」とカミングアウト。学習障害は発達障害の1つで、花緑師匠の場合は読み書きに困難がある識字障害といわれる。

 「小1で授業についていけず、テストも0点。漢字の読み書きも苦手で、通知表も音楽と美術以外は1か2。集中力がなく、教室でもしゃべってばかりいましたね」

 自分が学習障害と知ったのは、4年前にテレビ出演した際、「1」が並ぶ中3の通知表を公開したところ、視聴者から「花緑さんはウチの息子と同じ学習障害です」とメールが届いた。「それで読み書きが極端に苦手だったのか」と納得できた。

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