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【中本裕己 エンタなう】黒人と白人カップルが恐ろしい結末を目撃 狂気と笑いが一体化したスリラー映画「ゲット・アウト」

 どんなに面白くても、公開後1カ月ほどで、終わる惜しい映画がある。超異色スリラー「ゲット・アウト」はそんな1本。機会があれば急いで見てほしい。

 主人公の写真家クリスは、ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人。美人でセクシーな白人のローズとアツアツで、実家に招待される。

 「あなたの人種は話してないけど、両親はきっと気に入ってくれる。父は、もしオバマに3選があったら、必ず入れると話していたわ」

 ちょっと不安なクリスの思いをローズが笑顔でかき消した。クルマで向かった先の屋敷で、大歓迎されるクリス。しかし、庭で管理人として雇われている男と、家政婦はいずれも黒人…。その夜、寝付けないクリスがタバコを吸おうと独り庭に出ると、管理人が猛スピードで走り去った。家政婦は、窓ガラスに映る自分の姿をうっとり見ている。異様さを感じ始めるクリス。

 翌日。屋敷では、ローズの祖父を称える屋外パーティーが開かれた。白人の夫婦ばかりの招待客の中に黒人の若者を見つけたクリス。思わずカメラのシャッターを切ると、若者はフラッシュに反応して、なぜか鼻血を流しながら、「出ていけ!」と叫んだ。いったい、これから何が始まるのか!?

 黒人と白人の両親を持つコメディアン出身の新人監督ジョーダン・ピールが用意したこの後の展開は度肝を抜く。低予算ながら人間の奥底に眠る恐ろしい願望を暴き、狂気と笑いが一体化したすごい作品だ。

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