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【酒井政利 時代のサカイ目】10代、20代には新鮮な80年代楽曲 「ダンシング・ヒーロー」再ブレーク (1/2ページ)

 不可思議な存在を見事に演出している中森明菜。デビュー35周年でますます異色さが際立っている。

 2枚同時にリリースされたアルバム『明菜』と『Cage』も好調のようだ。どちらもコンセプトは“80年代の社会現象を表現する”。

 ジャケットの題字も自身が書いた『明菜』はオリジナルアルバム。本人が好きだと言う角川映画をモチーフに制作しただけあり、薬師丸ひろ子や原田知世らが角川映画で躍動するシーンを彷彿させる。

 『メリークリスマス-雪の雫-』(作詞miran=中森本人)と『fate~運命のひと~』(作詞・水樹恵也)は、koshin作曲の同じ曲の歌詞違い。さらには同曲がエンドロールのように流れるオルゴールバージョンも収録され、まさに映画的な手法だ。

 『Cage』は80年代のディスコサウンドのカバーで『ダンシング・ヒーロー』『Venus』など耳なじみのある楽曲が並ぶ。

 『ダンシング・ヒーロー』といえば本家は荻野目洋子。85年に発売されたこの曲は近年、全国の盆踊り会場で踊られるようになってから子供からシニアまで口ずさむほどに復活の兆しを見せた。

 それが、今夏の高校ダンス部の選手権で大阪・登美丘高校ダンス部が楽曲を使用したことで一気に再ブレーク。

 女子高生が平野ノラ風のバブル期のボディコン衣装でバブリーダンスを披露し、『全国高等学校ダンス選手権』では優勝、『日本高校ダンス部選手権』では準優勝した。そのあまりにも衝撃的なパフォーマンスに荻野目も「ダンシング・ヒーローはもはやみんなのものだと思います。それにしてもなんてキレのあるダンス! 色鮮やかな平野ノラさんがいっぱい。選曲、ありがとう」とツイート。

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