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【みうらじゅん いやら収集】ブルセラショップの彼女ら、どんな熟女になってんのかな? ビビリっ放しだったあの頃 (1/2ページ)

 90年代、女子高生の象徴とされたブルマとセーラー服を合成し作られた言葉“ブルセラ”。その使用済みの制服を売る店を“ブルセラショップ”と言ったものである。

 僕はその頃、30代の初め。基本は今もあまり変わってないけど“頼まれた仕事は何だってやる”をモットーに若者雑誌からオヤジ雑誌まで何でもこなすイラスト&ライターだった。

 しかし、与えられたフーゾク・ルポってやつが苦手で、編集者に連れられた店ではビビリっ放し。「後はおまかせしますよ」と、一人残され、フーゾク嬢を前にあがりまくり。「ペットとか飼ってます?」と、どうでもいい質問をしたり「僕、この間ねー」などと、ありったけのおもしろ話を振ったりしてどうにか時間を稼いだものだ。

 「変な人ねぇー」。確実に年上の熟女はそう言って笑ってくれたけど年下の場合、全く盛り上がらず困った。一応、ルポなんだから何か聞き出さないと記事が書けない。焦れば焦るほど僕は高校時代の童貞にカンバック。一期一会なのに“モテたい”といいカッコして「お父さんとかはこの仕事してるの知ってんの?」と、まるでこの場から救い出すヒーロー気取りで聞いて、さらにその場を白けさせた。僕には昔から悪い癖があって、年上はエロの対象となるけど年下はあくまで恋の対象と考えていた。好きになってからのエロはあっても、その間は手を握ったり、デートをして相手にも気に入ってもらいたい。ハッキリ言ってフーゾクに向かない青春ノイローゼがまだ僕を支えていたからだ。

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