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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】スクールカウンセラーの井上真央が“毒親”の攻撃に直面 設定の先が早く知りたい「明日の約束」

 よくできたオリジナル脚本の連ドラに出合うとうれしくなる。小説や漫画が原作でもいいものはいいが、どうせ見るなら脚本家の作家性に触れたい。

 今季、それをかなえられるのが、すでに書いた宮藤官九郎脚本の『監獄のお姫さま』、福田靖脚本の『先に生まれただけの僕』、そしてこれから紹介する火曜夜のフジテジビ(カンテレ制作)『明日の約束』だ。

 脚本は古家和尚(ふるや・かずなお)。草なぎ剛主演『任侠ヘルパー』、木村拓哉主演『PRICELESS あるわけねぇだろ、んなもん!』と、フジのSMAP系&プチ社会派系連ドラで実績を重ねてきた。

 「明日の約束」。任侠でもなく木村のタメ口でもなく、やさしげでソフトな主演の井上真央そのままのイメージのタイトルだ。彼女は海に近い高校のスクールカウンセラー。訪ねてくる生徒の心を温かい飲み物でほぐす。『先に生まれただけの僕』の養護教諭(井川遥)と似たポジションだ。

 しかし、その彼女に実は一番の木枯らしが吹き付けている。母(手塚理美)がいわゆる毒親。小学生の時は徹底して自分の理想の子供になるようにと交換日記を強いた。「明日はママの言いつけを守ってね。約束」と。それで「明日の約束」。心の闇の象徴だった。過干渉は中学、高校でエスカレート。それもあって大学で心理学を専攻、父の死で実家に戻り、同居を余儀なくされている。

 一方、1年のバスケ部員が不登校で、担任(及川光博)と一緒に自宅訪問。母(仲間由紀恵)に原因があるのではと感じる。その生徒が自宅で不可解な自殺を遂げる。息子は学校に殺されたと訴える母。彼女もまた痛いほどの毒親だった…。

 スクールカウンセラーのヒロインが「母親といびつに同居」しつつ「自殺した生徒の母親の攻撃にも直面」する。その設定の先が早く知りたい。(新橋のネクタイ巻き)

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