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【大人のTV】「タモリ倶楽部」的な感じ? 音楽じゃないレコードをひたすら聴く『珍盤アワー 関根勤の聴くメンタリー!』

★「珍盤アワー 関根勤の聴くメンタリー!」(BSフジ、1日午後11時)

 週末を前に、肩の力を抜いてリラックスするには、こういう番組が本当にいい。難しいことは考えずに、音楽じゃないレコードをひたすら聴くという、ただ笑っていられる番組。『タモリ倶楽部』的な感じだろう。

 出演者には、モノマネ芸人として「音」を繰り出すベテランの関根勤と清水ミチコを迎え、ひたすらマニアックな迷盤・珍盤を数々のモノマネを交え、いじり倒すぜいたくな1時間だ。

 ビデオがまだなかった時代には、音楽以外の音、つまりは効果音や肉声、ドキュメンタリーなどが録音されたレコードが存在したのだ。ドラマレコードなどは代表的だといっていいだろう。

 記者が小学生のころはもちろんレコードが主流の時代。小学校の放送室には、運動会用の効果音レコードが置いてあった。それは入退場用の音楽や競技中のBGMが収められたものだったが、面白半分で給食の時間にかけたところ、あまりにもせわしないと、おしかりをうけたことをふと思い出した。

 番組では、日本初のF1グランプリの爆音が収められた1枚から、日本の名鐘の音を集めた重厚なレコード、7連覇達成当時の読売巨人軍の王や長嶋のプライベートのひとコマや、蓄音機を発明したエジソンの肉声の演説、「ヒトのいびき」を集めたものまで、普段なら聴くことのない変わり種レコードを一気に大放出する。

 F1レコードでは、それがどのように作られたのかを探るべく、当時の録音技師を訪ね直撃取材するなどVTRも充実している。

 珍品ではあるが、こうした音源の需要は今でもあるのではないかと思う。今なら、データ化してネットで公開したり、YouTubeなどに投稿したりという形で存在しているだろう。

 作る人がいるのは、買う人がいるから。昔からこういうものが好きな人はいたんだなあと、改めて思った。(F)

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