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【没後20年 藤沢周平ドラマ秘録】今宵の玄次郎は「若さとキレッキレの殺陣」 謎解き面白さで人気の『神谷玄次郎捕物控』 (2/2ページ)

 過去には尾上菊五郎、古谷一行も玄次郎を演じている。中でも80年の菊五郎版はすごかった。許せぬ悪に怒った玄次郎は鶴田浩二演じる医師と協力し、笛の音が鳴り響く中、「てめえらのような悪党は生かしておくわけにはいかねえんだ。地獄への道中手形を渡してやるからありがたく頂戴しな!」と決めセリフとともに自らたたっ斬ってしまうのである! まさに勧善懲悪の痛快な展開でタイトルもズバリ「悪党狩り」。ちなみにお津世は「女番長シリーズ」などで活躍した東映の女優、池玲子だった。

 大暴れの菊五郎版は、藤真利子のお津世相手に大人の男の色気を出した古谷版、若々しさと殺陣のキレが光る高橋版と同じ原作とは気づかない人もいたかも。機会があれば3人の玄次郎を見比べてみては。 (時代劇コラムニスト・ペリー荻野)

 ■神谷玄次郎捕物控 2014年4月4日から5月2日までNHK・BSプレミアムで放送(全5回)。パート2は15年4月3日から5月22日に放送(全8回)。共演は中越典子、山崎樹範、岸本加世子、中村梅雀ら。

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