記事詳細

【テリー伊藤 狸の皮算用】申告敬遠制&タイブレークの導入、そんな野球でいいのか? 昭和野球世代にとって寂しさがあるね (1/2ページ)

 いよいよ日本のプロ野球でも「申告敬遠制」が採用されることになった。これ、敬遠の際に意思表示すれば、4球を投げなくてもいいというもの。大リーグから1年遅れての導入になった。

 かつて敬遠球を暴投してサヨナラ負けした阪神・小林繁投手や、逆に振ってサヨナラ打にした巨人・クロマティ、阪神・新庄剛志の例もある。長嶋茂雄さんは敬遠に抗議してバットを持たずに打席に立った。拍手喝采だった。敬遠して観客がブーイングするシーンも球場の風物詩だ。

 申告敬遠制にすると、そういうドラマはなくなってしまう。ということで、日本では「変えるな」という意見が多かった。30秒待つのも我慢できないファストフード好きの米国人のルールを日本に合わせるな、と言いたい。

 しかし、ま、決まったことなんだから、いくら叫んでも仕方ない。とりあえず試してみて、日本に合わなかったら変えればいい。ま、そのままズルズルと行ってしまうことは容易に想像できるのだが。

 打高投低の時代、緩い球を投げるのが苦手な投手もいて、その負担を減らせるということなら、この新ルール、浸透するのも早いかもしれない。

 アマ球界では大学と社会人が申告敬遠制を今春から導入するものの、高校野球は見送った。その一方で、高校では甲子園大会も含め、ほとんどの公式戦からタイブレーク制が導入される。延長13回から「無死一、二塁」の状態で始める。これまた「延長戦の名勝負がなくなる」という意見も多かったものの、決着が早まり、特に投手の体力の負担が減ることが期待される。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう